ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

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キュンストレーキ見学レポート ②金沢大学医学部記念館資料室編

前回は、福井市立郷土歴史博物館のキュンストレーキをご紹介しましたが、
今回は、金沢大学医学部記念館資料室に収蔵されている金沢のキンストレーキ(男性体)です。

※金沢では、キュンストレーキではなく、キンストレーキと呼ばれていますので、金沢の資料については、キンストレーキと表記しています。なお、資料室は一般公開されていません。今回は特別に見学させていただきました。


金沢大学医学部記念館資料室蔵 / 2025.11.11 筆者撮影

2010年に行われた大規模修理で埃やカビが取り除かれ、補強と接着も施されて、全体的に洗練された印象を受けました。近くで見ると筋肉の色鮮やかさがよくわかりますし、筋膜や血管まで見事に表現されていて、あまりの美しさに思わず声が漏れるくらい感動しました。

165年以上前に作られたということもそうですが、これが紙製だとは俄かに信じられないくらい精巧かつ魅力的で、こうして実物を見ることが出来て本当に感無量でした。

また、360度どこからでも見れるように展示されているのが印象的で、“キンストレーキの後ろ姿を見る”という貴重な経験もさせていただきました。ちょっと憂いのある逞しい背中も素敵です♪


金沢大学医学部記念館資料室蔵 / 2025.11.11 筆者撮影

実はここでとても嬉しい出来事が・・・♡

金沢大学創立150周年記念式典の出席者に記念品として贈られたキンストレーキ型のUSB。以前から噂には聞いていて、実物を見てみたいと思っていたのですが、なんと今回、記念品の参考にとお譲りいただきまして、あまりの嬉しさに舞い上がりました。ピンクのキュートなキンストレーキ。もちろん宝物として永久保存です。

今回、ご案内いただきました福井市立郷土歴史博物館学芸員の山田様と金沢大学医学部記念館資料室の菅田様には、この場を借りてあらためて御礼を申し上げたいと思います。

ちなみに、福井の女性体と金沢の男性体は、過去に国立科学博物館の特別展で揃って展示されたことがあり、既に対面を果たしているそうです。いつか福井の2体と金沢の1体と長崎の1体がどこかで一堂に会し、4体揃って並ぶ日が来ればいいなと密かに夢を膨らませながら、福井と金沢を後にしました。

さて、皆様からの温かいご支援を受けて、本学キュンストレーキの補修計画もいよいよ始動します。
近代西洋医学教育の始まりの地としての矜持と原爆と平和の記憶を語り継ぐという使命を胸に取り組んでいきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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