ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

長崎大学附属図書館からお届けするブログです。 ぶらり、ぶらりと図書館へどうぞ。

シリーズ:永安学長に聞いてみた! (第10回:サッカー談義 前編)

~今、サッカーが熱い~

いよいよ、2024年10月に長崎スタジアムシティが開業し、
『100年に一度の長崎の街の大きな変化』も完成に近づこうとしています。
その中で、サッカーが今、熱い!
J2の「V・ファーレン長崎」は、J1昇格の射程圏内で頑張っています。
また、パリオリンピックでは、サッカー日本代表U-23が奮闘しました。
フル代表は、ワールドカップアジア最終予選に向けて
絶対に負けられない戦いが続いています。
昨年アジアを制した女子サッカー日本代表なでしこJAPANも、
パリオリンピックの次はワールドカップへ向けて熱く戦っています。

さて、本日は、サッカー部に所属した経験のある永安武学長と、
長崎大学サッカー部の大学生の方々との熱いサッカー談義です。
ちなみに、図書館長も小中学校とサッカー小僧だったようです。
いよいよキックオフ!どんな試合展開となるか、お楽しみに!

 

---------------------------------------

長崎大学サッカー部
https://nagasakiunivfc.com/

---------------------------------------

 

本日は、ユニフォーム姿で集合していただきました!まずは、野外で撮影。

 


左から YHさん(教育4年)Fさん(工学4年)永安学長
    YKさん(情報4年)図書館長(崎長ライト)


サッカー経験のある学長と学生さんがボールでコミュニケーション!
さすが、上手ですね!

 

学長は、還暦のプレゼントのユニフォームと、退官のプレゼントのマイボールを披露。

 

さて、学長室へ移り、サッカー談義の始まり!




【サッカーと本】

崎長 サッカー関係の図書にはどんなものがあるのか、持ってきてみました。

崎長  戦略系や動き方を解説する本、
    フィジカル(身体的・肉体的)トレーニングの本、
    あとはワールドカップの記録などがありますね。

学長 僕らの頃は、サッカーマガジンがあったよね。あとはサッカーイレブンとか。

崎長 そうですね。こちらが雑誌のサッカーマガジンやNumberですね。
    (雑誌を見ながら)最近は、ヨーロッパのサッカーがリアルタイムで
   見られますよね。
 
   あとは、サッカー周辺ということで、これも面白かったです。

サムライブルーの料理人 / 西芳照著
(図書ID:1628443)


 

崎長 2004年から日本代表チームのシェフとして帯同した料理人の方の話です。

学長 ああ、知ってる。一回、その人の料理を食べてみたいね。

崎長 あとは、サッカーの経済学、ビジネス的なことが書かれたこちらも
   面白かったです。
   移籍したらどこにお金が入るのかとか、そういう内容で・・・。

サッカーの経済学 / 平田竹男監修
(図書ID:1628394)



崎長 あと、今はコーチになりましたけれど、長谷部選手の・・・。
   (心を整える。を見せながら)
   これが爆発的に売れましたね。結構面白いです。

心を整える。 / 長谷部誠著
(図書ID:1547778)

 

崎長 あとは、われらが長崎県の森保監督の本ですね。

学長 ああ~!

森保一の決める技法 / 二宮清純著
(図書ID:1628396)



崎長 森保監督の長崎で過ごした幼少期のこととかも書かれています。
   実は学長、森保監督は長崎市の南の深堀町でサッカーをやっていて、
   僕は隣町の香焼という所で育って、サッカー少年だったんですが、
   森保監督を教えたのが僕の同級生(当時、三菱重工サッカー部)なんですよ~。
   そういうエピソードも書かれてます。

学長 本当!

崎長 そうなんです。
   さてさて、今日はサッカー談義ということで、
   サッカー部から4年生の3人が集まってくれました!
   よろしくお願いします!

全員 よろしくお願いします!

 

【サッカーと私】

崎長 じゃあ、まずは自分とサッカーとの関わりを、自己紹介がてら話してください。
   主将のYKさんからどうぞ。

YKさん 私は幼稚園からサッカーをはじめまして。
   諫早の小学校のクラブチームで「スネイル」っていうクラブチームが
   あるんですけれど。

学長 強そうな名前だな~。

 

YKさん はい(笑)「かたつむり」という意味ですね。
   小学校6年生の時に全国大会に出場したことがあります。
   高校から長崎市に引っ越して、現在まで続けています。

崎長 ポジションはどこですか?

YKさん ポジションは基本的に前線・フォワードなんですが・・・。
   自分たちが2年生の時に、キーパーが誰もいなくなってしまって、
   1年間キーパーをしていました。

学長 めちゃくちゃすごいユーティリティやね~

YKさん 今年は、1年生がやっとキーパーに入ってくれて・・・。
   ですが登録が間に合わず8月までキーパーがいなくなるという
   状況になりましたので、
   今年も前半はキーパーをして、今はフィールドでやっています。

学長崎長 へ~!!

崎長 好きなサッカー選手は誰ですか?

YKさん やっぱり、クリスティアーノ・ロナウドですね。

   小さい時から応援していました。

学長 かっこいいもんな~。

崎長 じゃあ、好きなキーパーは?

YKさん 今は、日本代表の鈴木彩艶選手が、これからも期待したいなと

   思っている選手です。

学長 ヨーロッパでの評価が高いよね。

YKさん 自分たちと同い年なんですよね。

学長 そうなんだ!

崎長 では、次は副主将のFさん。

Fさん はい、自分は地元熊本の友達がみんなサッカーをしている影響で、
   小学校の3年生から友達と同じサッカークラブに入ったのがきっかけです。
   割と強いチームで、九州大会にも出場しました。
   中学校は、小嶺監督と同級生の人がやっているところでサッカーをして、
   高校・大学と続けてサッカーをしています。

学長 熊本のJ 2のチームも強いもんね。

Fさん はい、試合をよく観に行きます。諫早の会場にも観戦に行きました。

崎長 好きな選手は?

Fさん ルイス・スアレスです。ゴールに対する野心やシュートのうまさが

   見ていて好きですね。



崎長 あの選手は根性があるよね~。

学長 熊本は気温が暑いから大変だろう。最近はどこでも暑いけど。

Fさん そうですね、盆地でムシムシしていますね。

崎長 じゃあ・・・、次はYHさん。

YHさん はい、私は宮崎でサッカーを始めたのですが、
   小学校2年生の頃に公園でサッカーをしている友達を見て、あとは
   自分の祖父が監督をしてて、その影響もあって、サッカーの少年団に
   入りました。
   高校では県でベスト8ぐらいのチームでキャプテンを務めていました。
   大学に入ってからは、2年生まで現役のプレイヤーを続けて、
   2年生の途中から「学生コーチ」兼「主務」として活動しています。

学長 そういうパターンって、普通なの?

YHさん 珍しい方だと思います。



学長 なんでプレイヤーをやめて、そちらの方に専念することにしたの?

YHさん 色々な理由があるのですが、まず一つは祖父へのあこがれがありました。
   また、チームの現状を見ている中で、そういう「主務」としての役割も
   必要なんじゃないかと考えた結果、プレイヤーも辞めがたかったのですが、
   チームの事を考えて、こういう役割に専念することにしました。

学長 それじゃあ、遠征とかの色々なスケジュール管理とか、
   色々しないといけないんじゃないの?

YHさん そうです。

学長 は~、大変だねえ。
   (他の2人を見て) それは、頭があがらないね。

全員 (笑)

崎長 尊敬するプレイヤーは?

YHさん 僕が尊敬するプレイヤーは現役を引退されたダビド・シルバ選手です。
   左利きでテクニックがあって、自分には無いものを持っているな~
   という意味で、見ていてすごくおもしろかったです。

学長 パスが上手だよね。

YHさん そうですね。パスが上手で、キックが多彩で、アシストがすごく

   上手な選手でした。

崎長 学長は、サッカーとの関わりは?

学長 親父が元々サッカー好きで、国体の審判をしていたんだよ。
   僕は昔、佐世保に住んでいて、佐世保は米軍基地があったから、
   日曜日ごとにアメリカ人・米軍の人との試合があったのを見てて、
   面白いなと思っていたんだ。
   僕が最初に感動したのは、ワールドカップで優勝したペレの映画が
   各地で上映されていたのを見たとき。「凄いな!」と思ったね。



学長 僕は中学の時にサッカーのクラブに入ったんだけれど、
   あまりにも練習がきつくて1年ぐらいで辞めたのかな。
   そして、大学でまたサッカーを始めたんだ。
   当時は未だJリーグができるまえで、日本代表はワールドカップにも
   出られないような状況だったから、我々も特に戦略は無く、
   百姓一揆みたいにひたすら走ったりして、きつかったのを覚えているな。
   それから、ドクターになってしばらくしてJリーグが始まったら、
   ここ(本を指して)に書いてあるような戦略なんかが出てきて、
   「こんなの知らなかったよ」と思ったりして…。本当に隔世の感があるね。

 



------------------------------------
まだまだ続くサッカー談義。
後編は、学長の思い出の本の紹介から始まります。