今回ご紹介する本は「美しい日本のくせ字」です。
くせ字愛好家である著者が10代のころから集めた著名人や一般の方のくせ字の数々が
解説とともに紹介されています。
「美しい日本のくせ字」 井原奈津子 著
こちらからOPACをご覧いただけます
→ https://opac.lb.nagasaki-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23793069?caller=xc-search
よくぞこれだけのくせ字を集めたものだなと思うほどたくさんのくせ字が
紹介されていて、どれも個性的なものばかりです。なかには何と書いているのか
読めないほどのくせ字もあり、一つとして同じ字がありません。
初めはただのくせ字だと思っていたものが、読み進めるうちにだんだんと味のある字に見えてくるのが不思議です。
著者の井原氏は気に入ったくせ字は同じように書けるまで練習するそうです。
恐るべきくせ字愛。
この本の中で一番驚いた字は稲川淳二氏の字です。美しいを通り越して怖いです。
ぜひ一度ご覧ください。
福田
