みなさんこんにちは。
校内の金木犀も満開を迎え、日増しに秋の深まりを感じる今日この頃です。
ところでみなさんは「二十四節気 七十二候」という言葉をご存じですか?
「二十四節気」とは、一年を二十四等分にして、
それぞれの区切りに季節のうつろいを表す言葉をあてたものです。
「七十二候」は二十四節気をさらに三つの季節に分けて
一年を七十二等分にしたもので、こちらにもそれぞれ四季の移り変わりを
感じさせる美しい言葉があてられています。
二十四節気によると、今はちょうど「霜降(そうこう)」と呼ばれる区切りにあたり、
露が霜となり、楓が色づき始める頃なのだそう。
さらに七十二候では「霎時施」という冬を感じさせる季節の始まりです。
読み方は「こさめときどきふる」。
なんだか不思議な響き……(タイトルの謎が解けましたね)
霜降の季節はこれから週末にかけて「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」、
日曜日になると二十四節気はいよいよ「立冬」を迎え、暦の上では冬の幕開けです。
繊細で美しい言葉で四季の移り変わりを表現するなんて、
なんとも風流で趣がありますよね。
年々季節を感じることが難しくなってきていますが、
こういう感覚はずっと大切にしていきたいものです。
中央図書館では、このような本もご用意しています。
日本の七十二候を楽しむ:旧暦のある暮らし
所在:中央館2F:開架
図書ID:1558091
請求記号:449.34||Sh81
かわいらしいイラストとともに七十二の節と言葉を丁寧に解説してくれますよ。
すこしでも興味を持たれた方は、ぜひ手にとってみてくださいね。
「そろそろ楓蔦黄か……」なんて呟きでもしたら、
となりの友だちもきっとびっくりするはず。
冗談はさておき……
つかの間の霎時施ですが、みなさんもよい秋をお過ごしくださいね ♪
m.o