いよいよ、待望の新幹線が長崎にやってきますね!
鉄道好きの人たちにとっては
新幹線がやってくるワクワクと、「特急かもめ」とのお別れとで、
開業までのラストスパートに落ち着かないのではないでしょうか。
そんな鉄道がアツい今、鉄道の楽しみを本でも味わいませんか?
1Fブックトラック展示「鉄道~西九州新幹線開業記念~」
「鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い」
水戸岡鋭治著 日経BP社
「ななつ星」をはじめ、JR九州が誇る数々の列車をデザインした水戸岡鋭治さんの本。
今回お目見えする「新幹線かもめ」も、
現在、長崎-博多間を走っている「特急かもめ」も、水戸岡さんのデザインです!
そんな水戸岡さんが、今まで関わった鉄道デザインの仕事から、
自身の生き方・考え方に至るまで率直な想いを語っています。
本人も「青臭い」というくらい、熱い想いでお仕事されている姿にほれぼれ。
来年から社会人になる学生さんにおすすめしたい本です!
乗り鉄のバイブルになりそうな本もあります。
「明治・大正・昭和 九州の鉄道おもしろ史」
弓削信夫著 西日本新聞社
ジャケからして、ウキウキしませんか。
これは昭和36年の全国鉄道地図だそうです。
浦上から喜々津までのトンネルが九州の在来線一長いことや
(行き違い列車との待ち合わせに使われる停車場があるのもここだけだそう)、
今回新しく開業する「嬉野温泉駅」が、明治時代、「駅ができると泥棒や浮浪者が増える」という理由で鉄道を拒否したエピソードなど、
これから鉄道を利用するのがさらに面白くなりそうな話題が満載です。
今年は日本初の「新橋~横浜」間の鉄道が開業して150年。
…いや、その話より7年も前の1865年、あのトーマス・グラバーさんが
大浦海岸通りに、英国製の蒸気機関車をデモンストレーションで走らせたんですよ?!
だから「鉄道発祥の地」は長崎なんです(石碑だって市民病院前に立っています)。
その地に、悲願の新幹線、ようやく来たる(泣)
とにかく、西九州新幹線の開業と同時に、
鉄道の魅力を、見て、乗って、読んで、楽しみましょう♡
Y58