■期間: 2022年8月22日~11月末(予定)
■場所: 中央図書館1Fラーニングコモンズ
展示図書リスト(※展示している本はすべて借りることができます)
先月2022年のジェンダーギャップ指数が発表されました。日本の順位は調査対象となった世界146カ国中116位と下位で、昨年(120位/156ヵ国)とほぼ横ばい、主要7カ国ではぶっちぎりの最下位という、何とも情けない状況が続いています(お隣の韓国は99位、中国は102位)。
▼ジェンダーギャップ指数とは (Gender Gap Index:GGI)
国ごとの男女格差(ジェンダーギャップ)を測る指数。非営利公益財団・世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2005年から実施し、『世界男女格差報告書(The Global Gender Gap Report)』において毎年発表している。GGIは各国の資源や機会が男女間でどのように配分されているかについて、(1)経済活動の参加と機会、(2)教育、(3)健康と寿命、(4)政治への関与の4分野で評価している。(日本大百科全書ニッポニカより一部抜粋 JapanKnowledge Lib)
選択的夫婦別姓、同性婚、男性の育休取得率の低さ等の制度面や、家庭・職場でのジェンダーロールの押し付け合い、個としての意識等、私たちは様々な問題を抱えています。
こうした問題について、本を通して自分のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)に気づくきっかけになればと考え、中央図書館ではジェンダーやフェミニズム、セクシュアリティについての理解を深めるための本を集めた展示をはじめました。
今回の展示は、本学ダイバーシティ推進センターの協力のもと、同センターが発行している「長崎大学LGBT等性的マイノリティに関する対応ガイドライン」を掲示・配布しています。
また、同センターおすすめの本には「ダイバーシティ推進センターイチ推し本」のPOPをつけています。どの本を読んだらいいか迷ったら、ぜひこのPOPを目印に選んでみてください。
ちなみに私のおすすめはこちら↓↓
今年刊行されたばかりの、ドラマ化・映画化が決定している話題の小説です。フェミニストになった「彼女」と主人公の「僕」の、どこまでもかみ合わない会話がリアルで、女性を取り巻く韓国の最新状況もわかります。ぜひ読んでみてください。
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