9月28日(木)、ライデン大学学芸員、マルタイン・ストルムス(Martijn Storms)さんが
経済学部分館にいらっしゃいました。
ストルムスさんは、この前日に出島メッセを会場として行われた、シーボルト来崎
200周年記念公演「シーボルトが集めた地図」の講師として来日された方です。
現在はライデン大学で、シーボルトが日本で収集した地図について研究されている
ことから、経済学部分館が所蔵する古地図をご見学に来られたのでした。
長崎学資料展示室では、「シーボルトゆかりの人物展」に展示中の資料のほか、
幕末期の長崎市街を綿密に測量して記した巨大な地図『長崎箇所割大地図』や、
最も古い時代の市街状況を描いているとされる『寛永長崎図』などをご覧に
なりました。
また、今回特別に、普段は展示していない貴重資料から、長崎の市中や港を描いた
ものを中心に、十数点の古地図もご覧いただきました。
私は短時間だけ同席したのですが、そのときストルムスさんが
「日本の古い地図には『雲』が描かれているのがとても面白いと思います。」と
話されていたのが印象に残りました。外国の方の視点からみると意外なところにも
気付きがあるのだなあと思いました。
最後に、ストルムスさんにご感想をうかがいました。
「たくさん貴重な古地図があることにびっくりしましたし感動しています。
特に手書きの古地図は貴重で珍しいものなのでたいへん興味があります。
こんなに点数があるとは思っていなかったので良いサプライズでした。ありがとう。」
Rig