「秋の日は釣瓶落とし」
「暑さ寒さも彼岸まで」
古くからの季節を表現する言葉、最近はあまり耳馴染みがないという人も多いかもしれません。
秋の日(太陽)は、井戸の釣瓶が落ちるように早く沈んでしまう。
暑さや寒さも、お彼岸(春分の日や秋分の日の頃)を過ぎるとやわらぐ。
といった意味があります。
勉強・サークル・アルバイトなど、大学生活を日々忙しく過ごしている学生の皆さん、たまには“ちょっと違う視点”で世界を眺めてみる機会を持ってみるのはいかがでしょうか。
たとえば、季節の移ろいを自然の事象を通して感じてみるとか。
9月29日は【中秋の名月】と【満月】が重なる日でした。
長崎市内は雲もなく、はっきりとその姿が見られましたよ。
実は満月の前後1週間、お月さまを観察・撮影していたので、皆さんへおすそ分けしますね。
こうやって毎日眺めてみると、月の満ち欠けがよく分かりますよね。
太陰暦(月の満ち欠けを基準とした暦)に合わせた月の呼称もあって、昔の人は自然の事象を大切にして生きていたんだなぁと感じることもできます。
遅くまで勉強をしたり、友達と遊んだりした帰り道、充実感とともに空を見上げてみませんか。
何しろ、秋の日は釣瓶落とし…19時にはずいぶんと暗くなっているので、晴れた日にはきれいなお月さまと出会えることでしょう。
ただし、灯台下暗し。月に見とれて転ばないよう、足元にはご注意を。
最後に、雲を纏った銀色の名月をおすそ分け。
K.O