78年前の今日、長崎に原子爆弾が落とされました。
ここ坂本キャンパスは爆心地に特に近く、
今でもその爪痕をキャンパスのあちらこちらに見ることができます。
毎年「原爆犠牲者慰霊祭」も開催されています。
原爆が投下された当時、
坂本キャンパスがどんな状況だったかを知ることのできる本があります。
『長崎医科大学潰滅の日:救いがたい選択“原爆投下” / 小路敏彦著』
https://opac.lb.nagasaki-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN13544029
夏休みを返上して基礎キャンパスで受講中の医学生たち410名は、全滅。
ただの一人も生き残らなかったそうです。
写真やキャンパスの見取り図なども使い、原爆投下時どのような状況だったか分かりやすく書かれています。また収録されている遺族の手記を読むと、犠牲になった学生や先生方が今の私たちと何ら変わらない普通の人々だったことがリアルに感じられます。
当たり前の毎日、平和のありがたさを改めて考えさせられる本です。
今ではこの場所で起きた惨劇は、断片的にしか感じることができません。
でも多くの学生が学んでいる、この平和な日常を守るためにも
過去をしっかり知らなければと思います。
MJ