ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

長崎大学附属図書館からお届けするブログです。 ぶらり、ぶらりと図書館へどうぞ。

開架書架の最深部に迫る!【中央図書館】

中央図書館の2階、ずらりと並ぶ開架書架の一番奥に何があるのか・・・

みなさんはご存知ですか・・・?

 

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選ばれし図書だけが配架されることを許されたその場所。

それは・・・・・・

 

\ 大型資料コーナー /

 

です。

 

読んで字のごとく背の高い図書だけを集めたコーナーで、

OPAC上の所在に「中央館2F:大型資料」とあるものが、こちらにあたります。

 

そのボリュームから手に取られる機会が比較的少ない大型本たちですが、

本当は魅力的な図書がたくさんあるんですよ。

 

今日はそんな大型本のなかでも特におすすめのタイトルをひとつ、ご紹介します。

 

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         f:id:nulib:20210913113356j:plain

          骨から見る生物の進化(図書ID:1537449)

 

ひたすら骨・骨・骨の骨格愛好家にはたまらない、世界初の革新的な写真集。

と言うのも、この1冊に収められている200点の現生脊椎動物の骨のすべては、

コンピューターグラフィックを使わずに一つ一つを組み立てて撮影されたのだそう・・・

 

派手な演出やエフェクトは一切なし。

そこにあるのは真っ黒な背景と真っ白な骨だけ。

この本は骨格愛好家の心を潤してくれる珠玉の1冊であるとともに、

進化の歴史を探求する事への熱意(と狂気)を感じさせてくれる1冊でもあります。

オソロシイ・・・けれども脱帽です。

 

わたしのお気に入りは何と言っても138ページ

正体は開いてみてからのお楽しみです。

ただ重さ・厚さ・大きさともに三拍子そろった大型資料の鑑のような本なので、

よほどのツワモノでない限り館内閲覧がグー。

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分厚い学術書や美術系図版にうもれてしまいがちですが、

今回ご紹介した図書のように、その情熱によって巨大化してしまった

ニッチな分野の図書も大型資料コーナーには隠れているんですよ。

 

あなたの嗜好にピタッとハマる、図書との出会いが待っている!(かもしれない・・・)

 

 

 

m.o

経済学部分館の小説事情

「小説がどこにあるかわからない」

経済学部分館について、そんな声を耳にしたことがあります。
改修前の分館には小説コーナーがあったのですが、
それがなくなったのでわかりにくくなったのだと思われます。経済学部分館の、新着図書以外小説の所在は主に「2F開架」「郷土」「書庫」です。

「2F開架」は、閲覧室横から請求記号順(000→999)に配架されています。
文学の請求記号は、たとえば日本の小説なら913.6なので、
閲覧室から最も離れた書架に配架されているのです。
(2FのOPACのところから、歩いて26歩でした。)

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「郷土」は、「2F開架」のさらに先に、「書庫」は3層にあります。

勉強の気分転換に、覗きに行ってみませんか?
少しずつ秋めいてきましたし、読書の秋、ゆっくり小説読みましょう。

また、「小説をもっと増やしてほしい」という声もあります。

小説は少なく見えるかもしれませんが、OPACで検索してみると、
経済学部分館に日本の小説は925冊、中央図書館・医学分館を加えた全館では5473冊ヒットします。
他館にある図書は取寄せができます。

それでもお目当ての図書がない場合は、
学生・院生の方は学生希望図書として一人年間10冊まで図書をリクエストすることが
できますので、そちらもぜひぜひご利用ください。
東野圭吾辻村深月の未所蔵図書などなど…図書館HPから、簡単にできますよ♪

 

R.I

 

文献検索ガイダンス【医学分館】

先日、長崎大学病院の看護キャリア支援室が主催する看護研究研修会で

医学分館の司書が講師となり、文献検索ガイダンスを行いました。

少しだけその様子をご紹介します。

 

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コロナ感染予防対策のため、人数を限定しての実施です。

 

実際に文献情報データベース「医中誌Web」を一緒に検索しながらのガイダンスでした。

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看護研究研修会は毎年実施されているシリーズ研修です。

看護研究を始める方々が大変熱心に受講されていて、60分の研修もあっという間に感じました。

 

図書館では、文献検索のガイダンスの申込みや

文献に関する個別のお問い合わせを電話やメールでも受け付けています(学内者のみ)。

もちろんカウンターでも受け付けていますので、分からないことがあればお気軽にお尋ねくださいね。

 

医学分館のメールアドレスはこちら→ medlib@ml.nagasaki-u.ac.jp

 

MJ

【お待たせしました】ブックハンティング本入荷!(中央図書館)

 

nulib.hatenablog.jp

7月に開催されたブックハンティングですが・・・

今回もたくさんの本が集まりました!

 

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開催中の様子。毎日続々と本が増えていきました。

 

そして今回、みなさんが選んだ本の中から105冊を購入しました。

 

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中央図書館2階、階段を上がって左の「学生選書コーナー」に配架しています。

 

就職活動に役立つ本や情報科学の本、物語小説、Newtonシリーズの大図鑑から

ちょっとマニアックな本まで・・・

多様なジャンルの本が入荷しています。

 

このブックハンティングは、わたしたちスタッフにとっても

長大生のみなさんの興味関心を知ることができる良い機会となっています。

参加してくれた長大生のみなさん、ありがとうございました。

 

B.D.G.

経済学部分館リニューアル特集+お花紹介

図書館の広報誌をご存じでしょうか?
その名を「和華蘭の窓(わからんのまど)」といい、
図書館のイベントやサービスなどの最新情報を掲載しています。

その最新号では、経済学部分館のリニューアルについて特集しています。
各フロアの紹介や見どころなど写真付きでわかりやすくまとめられているので、ぜひご覧ください。

こちらのURLから最新号・バックナンバーが閲覧できます。
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/about/kanpo/ 

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ちなみに表紙は新設されたラーニング・コモンズですが、黄丸のところにちらっとお花が映っています。
これらはリニューアルオープン記念に際し頂いたもので、館内に彩りを添えています。

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ソファ席の側に鮮やかな赤のアンスリウム

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窓際のスタンディングデスクには白の胡蝶蘭
明るくなった館内に映えて、とても華やかです。

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他にも、1F情報サロンには大きなフィロデンドロン

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2Fホールにはゴムの木と、
緑が図書館をより居心地の良い空間にしてくれています。

勉強の合間などにゆっくり眺めて、身も心もリフレッシュしましょう。

H76

【連載】フクロウ館長イチ推しの本  

第1回:図書館の神様 (瀬尾まいこ著 2003年)  

 僕は、図書館では、本を読まない。でも、よく図書館に行く。小学校の頃は、かくれんぼのいい隠れ場所であったし、中学校の頃は内緒の話をする場所で、高校の頃は昼寝の場所だった。浪人時代は、朝から晩まで図書館の隅っこで数学を解いた。大学時代は、友達のノートをコピーしたり、待ち合わせや休講の暇つぶしの場所であった。

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でも、なんとなく図書館から守られている感じがあったと思う。古い沢山の本は、無知で生意気で向こう見ずな若い僕を優しく包んでくれていた。図書館の止まったような時間は、激しく流れ日々変わる若い僕の感情をなだめてくれた。いつ行っても、無表情で淡々と受け入れてくれる図書館に僕は何度も救われたんじゃないかと、振り返るとそう思う。

 

図書館には、それぞれの思い出や思い入れがあると思う。

だから、『図書館』とつく題名の小説、漫画、映画等は意外と多い。小説では『図書館戦争』が有名だが、今日は、瀬尾まいこ作『図書館の神様』を紹介する。瀬尾さんの作品には、悪い人は出てこない。だけど、ちょっと変な人だったり、傷ついた人とか、トラブルを抱えた人が出てきて、良い感じに、リアル感を伴って物語が展開されて心地よい読後感を与えてくれる。デビュー2作目の本作で、その傾向を決定づけるものとなったと個人的には思う。図書館が前面に出るわけではないのだが、図書館の奥深さと寛容さを秘めたストーリー。あなたの中にも、『図書館』があることを気づかせてくれる素敵な本。

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フクロウ館長(長崎大学附属図書館長 浜田久之)

 

f:id:nulib:20210826132338p:plain【黒にゃんこ司書のつぶやき】

連載1回目にして、早くも先生の幼少期のお話が出てきました。図書館の中でかくれんぼする感じ、確かに書架が迷路のようで楽しいのか~。でもやっぱり危ないのでけしからんです! 浜田少年はきっと周りの大人に怒られたことでしょう。

書架の膨大な本に囲まれていると、確かにいろいろな人の声が聞こえてきそうな時があります(幻聴やオカルトでなく)。本に込められた著者の強い想いがそうさせるのかもしれませんね。

今日は防災の日です【医学分館】

9月1日は防災の日です。

8月の大雨では長崎をはじめ日本各地が大きな被害を受けました。豪雨や台風、

地震などの自然災害が年々増えており、日頃から災害に備えておくことが重要になってきています。

そこで、今回は知っておくと災害時に役立つ情報が詰まった本をご紹介します。

 

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「新冒険手帳」という本です。

一見アウトドア好きの人向けの本に見えますが、

巻末にある「災害時サバイバルテクニック」では災害が起こる前に準備をしておくべきものや災害直後にとるべき行動などが詳しく載っています。

興味がある方はぜひご覧ください。

 

OPACはこちら

https://opac.lb.nagasaki-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB20875702?hit=2&caller=xc-search

 

 

福田