中央図書館の2階、ずらりと並ぶ開架書架の一番奥に何があるのか・・・
みなさんはご存知ですか・・・?
選ばれし図書だけが配架されることを許されたその場所。
それは・・・・・・
\ 大型資料コーナー /
です。
読んで字のごとく背の高い図書だけを集めたコーナーで、
OPAC上の所在に「中央館2F:大型資料」とあるものが、こちらにあたります。
そのボリュームから手に取られる機会が比較的少ない大型本たちですが、
本当は魅力的な図書がたくさんあるんですよ。
今日はそんな大型本のなかでも特におすすめのタイトルをひとつ、ご紹介します。
骨から見る生物の進化(図書ID:1537449)
ひたすら骨・骨・骨の骨格愛好家にはたまらない、世界初の革新的な写真集。
と言うのも、この1冊に収められている200点の現生脊椎動物の骨のすべては、
コンピューターグラフィックを使わずに一つ一つを組み立てて撮影されたのだそう・・・
派手な演出やエフェクトは一切なし。
そこにあるのは真っ黒な背景と真っ白な骨だけ。
この本は骨格愛好家の心を潤してくれる珠玉の1冊であるとともに、
進化の歴史を探求する事への熱意(と狂気)を感じさせてくれる1冊でもあります。
オソロシイ・・・けれども脱帽です。
わたしのお気に入りは何と言っても138ページ。
正体は開いてみてからのお楽しみです。
ただ重さ・厚さ・大きさともに三拍子そろった大型資料の鑑のような本なので、
よほどのツワモノでない限り館内閲覧がグー。
今回ご紹介した図書のように、その情熱によって巨大化してしまった
ニッチな分野の図書も大型資料コーナーには隠れているんですよ。
あなたの嗜好にピタッとハマる、図書との出会いが待っている!(かもしれない・・・)
m.o