ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

長崎大学附属図書館からお届けするブログです。 ぶらり、ぶらりと図書館へどうぞ。

媽祖様が身近に。

年末年始が終わり、ちょっと気が抜けたような今日この頃…ですが、
2日後の1/22(日)から、長崎ランタンフェスティバルが始まりますね!

すでに街中にはたくさんのランタンが飾られていて、点灯が待ち遠しいです。
片淵キャンパスに近い、眼鏡橋のある中島川沿いには、先週から十二支のオブジェが飾ってありました。

ランタンフェスティバルのメインイベントのひとつが「媽祖行列」。
「媽祖」とは航海安全の女神様らしく、遠い昔、長崎へ向かう唐船には、この媽祖様が必ず祀られていたと言います。
そんな媽祖様が、実は、経済学部分館の長崎学資料展示室にもいらっしゃいました。

マリア観音の後ろ、木箱に入っている像がそれです。
伊万里焼とVOCの大皿の真ん中に鎮座しています。

添えられている説明書きをろくに読みもせず、
長い間、マリア観音のひとつかと勘違いしていたのですが、、、

実は媽祖様でございました。
五島で発見された、木彫りの媽祖様のようです。

唐寺や唐人屋敷で見る立派な媽祖様もいいですが、
こちらにある媽祖様は、まさに庶民が持っていたのだろうなという代物。
傷んではいますが、なかなかの貴重品です。

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