ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

長崎大学附属図書館からお届けするブログです。 ぶらり、ぶらりと図書館へどうぞ。

ご入学おめでとうございます

本日4月4日(月)は長崎大学入学式です。新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。これからの大学生活が充実したものとなりますように、図書館職員一同心から応援しています!

 

さて、これから4週(毎週月曜)にわたって、メインキャンパスである文教地区の中央図書館についてご案内します。

 

まずは中央図書館の場所ですが、文教キャンパス正門入って右手にある3つ目の建物です。「附属図書館」と看板が掲げてあるのでわかりやすいと思います。

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それでは図書館に入ってみましょう。

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入口にはゲートがあります。ここで必要なのが学生証! 今日のオリエンテーションでもらっていたら、それで入館できますよ(仮学生証でもOK)。

でもその前に、非接触検温カメラで体温測定をお願いします。

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入館ゲートのリーダー部分にIDを読み取らせるとゲートが開きます。

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学生証を忘れたら、カウンターのスタッフにお申し出ください。故障の元なので、くれぐれも強行突破しないようにお願いします!

 

次週は館内の主要ポイントをご案内します。どうぞお楽しみ♪

 

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食品用自動販売機でお買い物!

本日4月1日から、待望の食品用自動販売機の運営が始まりました!
経済学部分館では初の自販機です。

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雑誌とコピー機に挟まれて、ピッタリと収まっています。

 

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小腹がすいた時、軽くお昼を済ませたい時の強い味方です。

雨風の強い時や、暑さ寒さで外に出るのが億劫な時にも
いいですよね!

 

上段には、菓子パンや惣菜パン、マシュマロにチップス…

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下段にはチョコやドリンクなど。たい焼きもあります。

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商品は、時期によって入れ替えがありますので、
今だけしかない商品もあるかも!?

館内で食べることができるのは、自販機前の情報サロンのみですので、
そこはお気をつけくださいね!
もちろん、黙食でお願いします。

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若い人に贈る読書のすすめ2022

中央図書館では本日3月31日(木)より、1階カウンター前で「若い人に贈る読書のすすめ 2022」の図書の展示を始めました。

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この展示は、読書推進運動協議会が毎年発表している「新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本」のリストをもとにしています。

 

読書推進運動協議会Webサイト「若い人に贈る読書のすすめ」

http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/wakaihito/wakaihito.htm

 

この1年に出版された本の中から、下記の4つのテーマで選ばれています。

  • 他者を知る、理解する・・・ともに歩むために
  • 若いときならではのつらさ、苦しさを乗り越える
  • 自分の生き方・社会の仕組みを考えるヒント
  • 本を読むこと・本を手渡すことのよろこびを

 

新しい生活を始める今の季節、期待と不安に向き合う学生のみなさんの心の支えになるような本が並びました。ぜひ手に取ってみてください。

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はらのむし【医学分館】

いらいらしているときは「虫のいどころが悪い」と言い、
もっと怒りまくっているときは「腹の虫が治まらない」。
なにやら予感がするときは「虫の知らせ」、
赤ちゃんの夜泣きは「疳(かん)の虫」…などなど
日本語には、人の心やからだの状態を表すのに
」を使った表現が多くあります。いったいなぜでしょう。

それは、昔から人の体の中にはいろんな「虫」たちがいて
その虫たちのせいで、こころやからだに様々な影響があると
考えられていたからなのです。

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虫の知らせ : 九州国立博物館蔵『針聞書』 
図書ID: 1540457 中央館3F:郷土 490.9||Mu85 (禁帯出)

針聞書は16世紀中ごろに書かれた日本の伝統医学の医学書で、
原本は九州国立博物館に所蔵されており、
この『虫の知らせ』はその解説書です。

内容は、病気別の鍼灸の箇所(いわゆるツボ)を示した鍼灸図や
針の打ち方などを記した解説の部分、
五臓六腑」とも言われる体内の臓器を示した解剖図、
そして、病の原因と考えられていた63種もの「虫」の解説などからなっています。

この「虫」たちがなんともユニークなのです。
例えば「腰の虫」。腰の虫は突然飛んできて人間に憑りつき、
鋭い尾のトゲで突き刺して「ギックリ腰」を引き起こします。
やられた人間は冷や汗がでて息がつまるほどの激痛に襲われます。

お次は「脾臓(ひぞう)の虫」。その名の通り脾臓に棲みついていて、
長い両手で宿主の肝臓をワシ掴みにし、熱中症を引きおこすとされます。

気積(きしゃく)」は胃に住んでいて、油っこいおかずや甘いものが大好物。
身体に悪いとわかっているのに、油ものやスイーツを
ついつい食べすぎちゃうのは、コイツの仕業かも⁈

いかがですか?
ギックリ腰も熱中症も虫のせいだなんてびっくりですね。
この虫たちの絵をここでお見せできないのが残念ですが、
色も形もその特徴も様々で、昔の人の発想の豊かさに驚かされます。
想像のナナメウエをいくキャラクターたちばかりなので、
ぜひ、手に取って見ていただきたいなと思います。

『虫の知らせ』は禁帯出扱いのため貸出はできませんが、
こちらは貸出可能です。

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はらのなかのはらっぱで:きゅーはくの絵本 4(針聞書
図書ID:1520183 中央館2F:絵本コーナー 726.6||B44||4 
(ちなみに先ほどの3匹もこの絵の中にいます。)

西洋医学が入ってくる以前の
日本の伝統医学の一端を垣間見てみるのも面白いですよ。
ご興味のある方はどうぞご利用ください。

Rig

 

第80回展示「Let's get started」(中央図書館)

寒さも和らぎ、春らしいぽかぽか陽気になってきました。

暖かくなると、何かを始めたくなるもの。
春ならではのそんな気持ちを応援するために、
中央図書館では、新しい展示をスタートしました。

第80回館内展示「Let's get started」

展示期間:3月28日(月)~
展示場所:中央図書館2階 展示コーナー

http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/use/tenji/tenji_80

料理ビギナーにもおすすめの簡単お手軽レシピ本や
快適なひとり暮らしのためのヒントが詰まった
新生活を始める人にぜひ参考にして欲しい本のほか、
大学での学び方やレポートの書き方など
新年度からすぐに実践できる学習術の本を揃えました。

未だに不自由な毎日が続いていますが、せっかくの春です🌸
気持ち新たに一歩踏み出してみませんか?

 

(猫が)恋する季節となりました【中央図書館】

桜の満開を目前にして冴えない天気が続いていますね。

今日のようなこの時期特有の曇天は「花曇り」といって、春の季語にも数えられています。

 

俳句や連歌のなかで春夏秋冬の季節感をあらわすために用いられる季語。

季語からは日本の風土や日本人の自然のとらえ方、ものの考え方といった特徴も読み取ることができます。

 

今回は春の幕開けにちなんで、すてきな春の季語をいくつかご紹介したいと思います。

 

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 ・風光る – Kaze hikaru

 うららかな春の日光が照る中をそよ風が吹き渡るようすから。

 

・山笑う – Yama warau

 新緑や咲き誇る花々によって山全体がもえるように明るいさまのたとえ。

 

・魚氷に上る – Uo kōri ni noboru

 氷が解けて魚が水面に現われるようすから、春になって万物が活気づくさまを表す。

 

・龍天に上る – Ryū ten ni noboru

 春分の頃に龍が天にのぼり、雲を起こして雨を降らせるという言い伝えから。

 

猫の恋 – Neko no koi (か、かわいい・・・!)

 春先は猫たちが恋に夢中になる季節なんだそう・・・

 

 出展:坪内稔典著(2006)季語集. 岩波書店.

    北村孝一監修(2012)故事俗信ことわざ大辞典(第2版). 小学館.

 

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いかがでしょう?

あまたにある季語ですが、神秘的であったり不思議な響きであったりするものが多くあるように思います。

そうした言葉から、それぞれの季節がもつ独特の空気感や景色を読み手に感じさせることができるのですから、これぞ日本語の妙!ですね。

 

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実は中央図書館にはこんな図書も所蔵されているんですよ。

 

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 ・季語集 / 坪内稔典

    所在:中央館2F:岩波新書

   図書ID:1832155

  請求記号:911.307 || 岩新 || 1006

 

歳時記としてはもちろん、ライトなエッセイ本としても楽しませてくれる、一粒で二度おいしい季語の入門書。

伝統的で古風な季語と、時代のうつろいと共に生まれたナウでヤングな季語(その数300!)を独特の感性で紹介してくれます。

 

これを機に、あなたも味わい深い季語の世界に足を踏み入れてみませんか?

どんよりとした浮かない天気でも、「これも龍の仕業か・・・」なんて思えば、春めいた晴れやかな気持ちになれるかもしれません。(ちょっと中二病っぽいけど)

 

 

 

m.o

令和3年度ベストリーダー表彰式 & 学生懇談会

先週17日(木)に、今年度のベストリーダー表彰式学生懇談会を開催しました。

 

まずベストリーダー賞について。この賞は、図書館の図書を多く利用し、自身の学士力及び教養の向上に役立て図書館の活性化に貢献したことを表彰するものです。貸出冊数上位の学部学生が表彰対象となります。

 

式には環境科学部1年Mさんにご出席いただき、附属図書館長の浜田先生から表彰状と副賞として図書カードが贈呈されました。おめでとうございます! みなさんもぜひ来年度たくさん本を読んで、受賞を目指してください。

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次に学生懇談会について。コロナ禍もあり、中央図書館では約3年ぶりに開催しました。今回は7名の学生のみなさんにお集まりいただき、浜田先生の司会のもと、普段どのように図書館を使っているかや、図書館のサービスについて思うことなど、学生目線でざっくばらんにお話しいただきました。

 

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【学生からの意見(一部)】

  • 入館したらポイントがついて、たまったら生協食堂の食券がもらえるような制度があったらいいのでは
  • 貸出期間2週間は短いので、もっと長くしてほしい
  • 自由に使える書損の紙(裏紙)を提供してほしい(→カウンター前に設置しました)
  • コロナ禍でもグループ学習ができるスペースが常にほしい(→制限を緩和しました)
  • イベント景品にステッカーがいいのでは(学生は自分のノートPCに貼っている)  etc.

導入できるものから早速取り組んでいきます。大学に来たら図書館に立ち寄るような習慣を、学生生活サイクルにどのようにしたら組み込められるか・・・学生のためのより良い図書館を目指して、これからも試行錯誤を続けます。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

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