本日、5月14日は医師で歌人の斎藤茂吉が生まれた日です。(※戸籍上は7月27日)
ご存じの方もいるかもしれませんが、実は斎藤茂吉は長崎大学と深い関わりがあります。

こちらは、近代医学史料展示室(医学分館2階)にある長崎大学医学部の略年表です。
斎藤茂吉は、大正6年に長崎大学医学部の前身である長崎医学専門学校へ赴任しています。
旅先で歌を詠むことの多かった茂吉は、長崎でも多くの歌を詠んでいます。
あはれあはれここは肥前の長崎か唐寺の甍(いらか)にふる寒き雨
対岸の造船所より聞こえくる鉄の響は遠あらしのごとし
ちょうど100年前の長崎ですが、現在にも通じる情緒を感じられますね。
長崎での歌のほか、国内外の各地で詠んだ歌を多く収めた歌集が、医学分館にあります。

書名:斎藤茂吉歌集
請求記号:911.168 ||Sa25
図書ID:2153655
配架先:医学分館1Fひとやすみ文庫
https://opac.lb.nagasaki-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN00241090
個人的には、欧州旅行の際に詠んだ歌が、歴史を感じさせてくれて好きでした。
晩年のゲエテの名刺なども遺しあり恋ひて見に来む世の人のため
フリードリヒ・ニイチエがまだ稺(いとけな)く遊びてゐたる池のさざなみ
興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください。
また、近代医学史料展示室では斎藤茂吉直筆の寄書きも展示されています。
こちらもぜひ、探してみてくださいね。
K.O