皆さんもご存じのとおり、いよいよ今日、7月26日(金)から2024年パリオリンピックが開幕し、開会式が日本時間27日午前3時から行われます。すでに2日前の24日（日本時間25日未明）からサッカーなど予選が始まっている競技もありますね。
経済分館では、パリオリンピックに合わせて「パリ五輪を楽しもう！」という展示を始めました。
オリンピックやスポーツに関する本、また開催国であるフランスやパリについてもっと知ろうという本を集めてみました。経済学部らしく、オリンピックとそれを取り巻く経済をテーマとした本もありますよ。
「オリンピックマーケティング : 世界No.1イベントのブランド戦略 / アラン・フェラン他」図書ID：3178552
映像作品も展示しています。
「東京オリンピック / 市川崑総監修」図書ID：3508234､3508235 (視聴覚資料)
この作品はずばり「東京オリンピック TOKYO OLIMPIAD 1964（市川崑総監修）」。60年前の東京オリンピックの記録映画です。競技の結果だけでなく、アスリートの心情に迫る描写や、勝者の栄光と敗者の挫折までもが克明にとらえられていて、スポーツドキュメンタリー作品として高い評価を得ています。オリンピックとともに発展し、移り変わる東京の姿も見ることができます。1965年に劇場公開されたオリジナル版と2005年に40周年を記念して再編されたディレクターズカット版の2枚組です。
スポーツが私たちにもたらす感動はいつの時代も変わらないのではないでしょうか。2024年と1964年のオリンピックを見比べてみるのも面白いかもしれませんよ。
映像作品は館内利用のみ（貸出不可）ですので、館内のPCでぜひごらんください。
また、8月28日からは、パリ2024パラリンピックが開催されます。
「パラアスリート / 山田清機著」図書ID：3187535
近年ではパラスポーツを目にする機会も増えてきましたが、私も含めまだまだ理解が浅いと思います。この本は、パラ陸上、パラ水泳、車いすテニス、車いすバスケ、ボッチャなどの選手にインタビューをしてその選手の素顔や競技にかける情熱、さまざまな葛藤を伝えています。
著者の山田さんは取材で出会った人に対して「『義足の人』『白杖をついた人』と障がいがあることをことさらに意識してしまう自分」を「差別的だったに違いない」と感じていたそうです。しかし取材を進めていくと「障がい」の部分は徐々に見えなくなっていき固有の名前をもった「〇〇さん」に変わっていったといいます。まず「知ること」が大事なのかもしれません。
あまり知られていないパラスポーツのルールや特性なども知ることができますので、パラリンピックを見る目が変わると思いますよ。
スポーツには縁のない私からみると、オリンピックにしてもパラリンピックにしても、そこに至るまでの努力を続け、世界一流のプレイヤーとなって輝いているすべての選手の方々には尊敬の念しかありません。４年に一度のオリンピック＆パラリンピック、楽しみたいですね。
Rig
