ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

長崎大学附属図書館からお届けするブログです。 ぶらり、ぶらりと図書館へどうぞ。

読書のススメ 後編

ネット、SNSなどデジタル化された情報が主流の現代、
わざわざ活字を追う読書に抵抗がある人も多いのでは?

そこで今回は、現在、経済分館1階で展示中の『読書のススメ』の中から
読書が苦手な人へ向けて
気軽にチャレンジできる本をご紹介したいと思います。

「100万回死んだねこ 覚え間違いタイトル集」福井県立図書館 著

図書館でカウンター業務をしていると、利用者さんから
「こんな本を探しているんです」と尋ねられることが度々あります。

正確なタイトルや作者名ならすぐにご案内できるのですが
利用者さんが微妙な勘違いをされていることが意外と多いんです。

そんな事例を集めた本です。
利用者さんのかわいい勘違いに
最初から最後まで笑っていられます。

ちなみに、「100万回死んだねこ」の
正しいタイトルは「100万回生きたねこ」です(^▽^)

「もしも悩みがなかったら」作 水野敬也 画 鉄拳
 
大人のための絵本として読めます。

「夢をかなえるゾウ」でおなじみの著者と
お笑い芸人 鉄拳さんのコラボ作品です。

自殺を図ろうとした主人公の前に突如として現れた化け物⁉
その名は「悩美(なやみ)」

大きさや程度に差はあれど、誰もが一つや二つくらいは抱えている悩み。
それにどうやって向き合っていくのか・・・。

主人公と悩美との関係を通して
自分を大切にすること
悩みは成長の糧であることを教えてくれます。
涙の後に勇気が湧いてくる本です。

読書習慣の無い人は
無理をしていきなりベストセラー小説などにチャレンジしたりせず
できるだけ薄い本、
漢字が少なく、文字数も少ないもの、
すなわち「簡単に読み終えられそうなもの」から手に取ってみてください。

絵本から入るのもおススメです。
絵本には人間の普遍的なテーマが折り込まれたものが
意外と多いんです。

「読書は楽しいもの」と知ることさえできれば
読書習慣を身に付けることも難しくなく
読書の効用も簡単に手に入れることができますよ。

この秋、あなたも読書の楽しさを体験してみませんか?

Sh67