ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

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原爆を物語るもの【医学分館】

暑い暑いと言っている内に、8月15日の終戦記念日も過ぎてしまいました。

ここ坂本キャンパスは、76年前に原爆によって壊滅的な被害を受けた場所でもあります。

医学分館向いにある中庭には、原爆復興50周年の記念碑があります。

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夏の日差しに映えて、ハッと目を引きます。

反対側から見るとこんな感じ

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さて医学分館にも原爆を物語る資料がありますが、その中の一つをご紹介します。

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医学分館の2階には「貴重資料室」という展示室があります。

近代医学の歴史的な資料などが展示されているのですが、中にはこんなものも展示されています。

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古い図書から発見されたガラスの破片です。原爆の際に飛び散ったガラスが図書に入り込んだままになっていたと考えられます。これはごく最近、2018年に発見されました。

 

今のキャンパスから当時を想像するのは簡単ではありませんが、原爆を物語るものを見ることでその恐ろしさを感じることはできそうです。

「貴重資料室」を見学したい方は、お気軽にカウンターへお声がけください。

 

MJ