突然の古語ですみません。
古今和歌集・百人一首に採られている紀友則の和歌の下の句を題字にいただきました。
上の句も加えると、
ひさかたの 光のどけき 春の日に しづこころなく 花の散るらむ
“日の光がのどかな春の日に、どうして落ち着きもなく桜の花は慌ただしく散ってしまうのだろう”
という意味の歌です。
ちょうど、今これからの時期にぴったりだと思いませんか?
坂本キャンパスのソメイヨシノはまだ固いつぼみに覆われていますが、医学分館の横には見ごろを迎えた桜があります。(桜の種類は、現在調査中です。)
3月9日に見たときには、まだ1輪か2輪しか咲いていなかったのですが、12日にはもうこんなに!
ヒヨドリもお花見に来ていましたよ。
新型コロナウイルスの影響で、友達と思うように遊べなかったり、卒業式が中止になったりと明るくない話題が多い今日この頃。
ですが、ちょっと違う方向に目を向けてみると、心を和ませてくれるものはいろいろあります。
深呼吸して、肩の力を抜いて、慌ただしく散ってしまう桜を見逃さないようにしましょう。
医学分館のひとやすみ写真館でも、桜の写真を紹介しています♪
K.O