ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

長崎大学附属図書館からお届けするブログです。 ぶらり、ぶらりと図書館へどうぞ。

大リニューアル!「資料収集ガイダンス(教養セミナー)」

毎春恒例の教養セミナー「資料収集ガイダンス」が、先日無事に終了しました。

 

昨年、初めてこのガイダンスを担当させていただいた私。

事前準備もしっかり行って、120%の力で臨んだのですが、

収穫と同じくらい、多くの課題が見えた1年目でもありました。

 

そこで2年目の今年は、昨年の反省を活かして、もっと皆さんの役に立つような

ガイダンスをしたい!!!と意気込み新たに、大リニューアルを決行

 

まず1つ目のポイントは、“魔の5限目をどう乗り切るか?”

教養セミナーの講義は、5限目(16:10~17:40)の時間帯に行われるので、

ガイダンスの会場に入ってくる段階で、既に新入生の皆さんはお疲れモード

その状態でみっちり講義を受けて、館内を歩いて回る館内ツアーまで参加するのは、

 

相当しんどいはず!!!

 

席に座ったまま館内ツアーができたらいいのにな・・・という思いから

館内案内映像“バーチャル館内ツアー”が生まれました。

 

初めての試みでまだ荒削りですが、バーチャル化することで、

大幅な時間短縮に繋がり、皆さんに伝えたいことを

コンパクトに発信することができたのではないかと思います。

 

★バーチャル館内ツアーは、ホームページでも公開しています。

http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/use/guidance/librarytour/index.html

 

そして、2つ目のポイントは“記憶に残るガイダンス”

入学してまもない皆さんに、ただ講義を聞いてもらうだけで、

ガイダンスの内容をきちんと記憶に残してもらえるのだろうか?

というのが、1年目に感じた大きな課題でした。

 

楽しい経験や苦労した経験は、人の記憶に残りやすいそうです。

 

そこで、グループで協力して課題解決に取り組む『グループワーク』を取り入れてみました。

お題は“論文を調査して、該当の雑誌を図書館の中で探してくる”というもの。

講義で紹介したOPACやCiNiiを駆使しながら、雑誌を探していくわけですが、

書庫だったり、軽雑誌コーナーだったり、郷土コーナーだったり、と対象の雑誌はさまざま。

正解の雑誌をなかなか見つけられずに苦労しているグループもいましたが、

主体的活動を取り入れることで、より理解を深めてもらえたのではないかなと思います。

 

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微笑ましかったのは、最初はよそよそしかったグループ内のメンバーが、

雑誌を見つけて戻ってくる頃には、すっかり仲良くなっていたこと。

友達作りにも一役買えた・・・かな!?

 

最後に、皆さんに書いてもらったアンケートを一部紹介します。

 

・実際に行かなければ分からないことがあるのをまさに体験した。

・仲間と協力出来て、非常に良かった。

・宝探しみたいで楽しかった。

・最後にグループ活動をして、より理解が深まった。

・このガイダンスがなかったら、きっと図書館を利用しようと思ってなかった。

 

感想のどれもが、とても嬉しいものばかりでした。

もちろん、こうした方がいいのでは?というありがたいご意見もいただきましたので、

そこは改善して、来年はさらにパワーアップさせたいと思います!

 

ガイダンスで使用したテキストは、下記からご覧いただけます。

http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/use/guidance/kyosemi/H23_kyosemitext.pdf

 

AYA