すでにこの場でもご紹介しましたが、現在絶賛開催中の幕末長崎古写真展について、さらに詳細なレポートをお届けします!
展示室は、下記のように長崎市中心部を5つのエリアに分け、
それぞれの地域にゆかりのある写真で構成されています。
A: 風頭~館山エリア: あのおなじみの龍馬の写真が!
B: 新大工エリア: 日本写真の祖・上野彦馬のスタジオがあった地域
C: 寺町~大波止エリア: 当時の最先端! 学生さんの粋な洋装
D: 出島~大波止居留地エリア: 原寸大!?出島の町並みを再現
E: 稲佐エリア: 稲佐山から長崎港を望むパノラマ
この展示会の特色は、古写真に写った風景と現在の同じ地点を比較し、
幕末の長崎の町を体感できる点にあります。
風景を写し撮った彦馬や、当時長崎を駆け回った龍馬の視点を追体験することは、
自分も同じ歴史の流れの中にいることを実感できる、滅多にない機会だと思います。
また、風景写真だけでなく、人物写真も豊富です。
赤ん坊を抱いた穏やかな表情の女性から、ねずみ島にピクニックに行ったグラバー
(手に銃を持っている!)まで、まさに当時の長崎の和華蘭な雰囲気を感じることができます。
このように見どころ満載の古写真展ですが、残すところあと2週間余りとなりました。
※ なんと好評につき、会期延長となりました! (6/30まで)
何度も言いますが、長崎大学の学生は学生証提示で入場無料です。
無料ですよ!
最後に、大村良家の子女の写真前での、女性二人組の会話。
「やっぱよか家柄の人は、よか着物ば着とらすね~」
女性ならではの視点に、私も大きくうなずいてしまいました。
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